(私が苦手だった)管理会計の勉強法を書きました。苦手でもなんとかなるという参考として見てもらえたらと思います。
短答試験対策
短答式試験は1時間で(当時)20問解かなくてはいけなかったので、すべてを解くことはできず、実質80点満点の試験でした(時間が足りなかった問題はマークシートを塗りつぶすことになります)。今は、16問なのですべて解ききることができるのでしょうか。。本質的な部分は変わらないとは思います。
途中から大原簿記専門学校に移籍したため、講義を十分に聞くことができなかったこともあり、非常に苦手な科目でした。
そこで、今もそうだと思いますが、当時LECにおられた池邉(いけべ)先生(現CPA会計学院)が非常に有名だったため、LECの短答試験対策を申し込み、短答用の問題集を何度も解いていました。問題と解説が非常にわかりやすく、問題集を解くことで短答に必要な理解が深まるような内容でした。結果的に、短答試験までに10回以上解きました。
短答試験では、正確かつ素早く解答を導き出す必要があります。短答対策の比較的基本的な問題を繰り返し説くことで、実際に問題を解く前に「どのような道筋で解答を算定するか」や「どれくらい解くのに時間がかかるか」がわかるようになります。手を付けた問題の8割は正答できることを目標にしてください。
論文試験対策
論文試験も非常に難しく、受験者の平均点が異様に低くなる傾向があるので、他の受験生に比較して大きく負けないようにするという戦略が必要だと思います。逆に得意科目だからと言って勉強しすぎるのは費用対効果が悪いと思います(財務会計200点満点、管理会計100点満点なので財務会計の方を優先すべきです)。あまり時間をかけすぎず、他の受験生が解ける問題を見極めて、手を付けた問題でなんとか部分点をとっていく必要があります。
勉強法は、大原の論文答練を受け、できなかったところを復習する。出題された理論は覚えてしまう。理論は理論対策用のテキストをコツコツと読むことやキーワードを覚えるくらいでした。原価計算基準など、暗記することが苦痛だった記憶があります。他の受験生はしっかりやっていると思うので、最低限覚えるべきところは覚えたほうがいいです。
やはり、論文式試験は複数科目で一定の点数を取る必要があるので、管理会計に勉強時間をかけすぎないことを意識していました。
ただ、計算力が落ちないように、計算問題は毎日(1論点、30分~40分程度)やっていましたが、答練の成績と他の科目の仕上がり具合を常に意識して、必要な勉強時間を確保することが大切だと思います。短答試験までの知識をなるべく落とさないように、知識量を維持して、計算や基準暗記の精度を上げるようなイメージで勉強していました。
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