私は、勉強時間を毎日記録していました。
本来的には、勉強時間ではなく、何を勉強したかを記録していくことがいいのかもしれませんが、毎日やった分だけが積み上げられ加算されていくということが自分にはわかりやすく、また勉強のモチベーションを上げることに役立っていました。
巷で言われている必要な勉強時間
TACでは、2,000時間から5,000時間とありました。
1.5年のストレートで合格すると仮定して、1週間で50時間(休みなし換算7.1時間/日、週6日換算で8.3時間/日)、1か月で約200時間、1.5年で3,600時間の計算になります。この時間で合格できる人は相当優秀です。
上記の過程でさらに1年追加すると、+1,800時間(200時間×9か月(12月~8月))でトータル5,400時間になります。
以上から、計算上はTACの勉強時間は大きく外れていないと思われます。
私が実際にかかった勉強時間
私は、合格までの勉強期間は3年5か月(受験専念)かかりました。勉強していない月は170時間程度、直前期は月280時間程度は勉強しており、最終的に約8,400時間かかりました。
この時間には、答練の時間を含めています。
論文試験は1年に1度しか開催されないため、不合格になる=もう1年勉強することが確定するので、大きく勉強時間がぶれます。
私が大原で勉強していて、優秀な大学生たちでも合格した人(多くは2.5年)は間違いなく6,000時間以上は勉強していたはずです。
まとめ(私の考える必要な勉強時間)
1.5年合格目標の場合
週60時間、月240時間、1.5年(18か月)4,320時間は必要だと思います。短期合格を目指す場合は、かなり負荷をかけた受験生活が不可欠だと思います。
1.5年合格目標+1年=2.5年の場合
週50時間、月200時間、9か月(論文試験合格発表後11月~8月まで)1,800時間を1.5年合格目標に追加して、トータル6,120時間(4,320時間+1,800時間)が最低ラインだと思います。これまで勉強してきた貯金があるので、少し勉強時間が少なくなっても合格レベルに達すると思います。
さらに+1年の場合は、+1,800時間追加するイメージです。
まとめのまとめ
独断と偏見で必要な時間を算定しましたが、毎日予備校に入りびたり、それなりに受験生を見てきたので、あながち間違っていないと思います。少なくとも巷で言われているような勉強時間より精度は高いと思っています。
社会人受験生は、上記の時間を確保するために受験期間が延びるので、個人的には論文合格まで社会人として合格するのは、よほど長期間受験生生活を行うか、学生時代にそれなりに勉強してきた人(東大、京大、慶応、早稲田クラス)じゃないと厳しいのではないかと思います。
確実に言えることは、一定の時間をかければ誰でも合格できる試験ではあると思います。ただし、何度でも立ち上がる不屈の精神力は必要ですが。
コメント