私は大学卒業後、4年間の会社員生活を経て、約3年間 大原簿記専門学校に通い(受験に専念)、なんとか公認会計士論文試験に合格することができました。
実務補習所を経て、修了考査も合格し、現在は公認会計士登録をしています。今後何回かに分けて、受験生時代のことや勉強法などについて書いていきたいと思います。
はじめに
今回は全般的な受験生時代の話です。上記に記載したように、私は大学卒業後、社会人経験を経て、大原に通っていたわけですが、一緒に勉強していた人たちの多くは大学生でした。
会計士試験は、一次試験である短答式試験(マークシート式)で財務諸表論、管理会計論、監査論、企業法の4科目を、二次試験である論文式試験(記述式)で会計学(財務諸表論、管理会計論)、監査論、企業法、租税法、選択科目(経営学、経済学、統計学、民法のうち1科目)の5科目(実質6科目)を受験する必要があるため、1科目ずつ受験するようなことができないので、ある程度まとまった時間を勉強時間に確保できる人でないと合格できません。
なので、必然的に大学生や受験に専念している人が多くなる傾向にあるからです。ちなみに税理士試験であれば、毎年1科目ずつ受験して、合格していけば税理士になることができます。
試験の免除について
試験や試験科目免除について、こちらに記載しています。
受験生の話
勉強に慣れている人や優秀な人であれば予備校のカリキュラム1.5年プランで合格しているようですが、そのプラン通りに合格できる人は稀で、本当に勉強ができる人達だと思います。私の感覚では、勉強を始めるタイミングにも拠りますが、まじめにコツコツ勉強して1.5年プランでギリギリ合格できず、上級生として+1年頑張って、2.5年~3年で確実に合格するというのがスタンダードだと思います。
私は、3.5年ほどかかりました。逆にいえば、2年~4年ほど勉強に打ち込める環境があれば合格することができる試験でもあると思っています。
資格試験で相対評価でもあることから運の要素は当然ありますが、それでも勉強時間さえ確保できれば合格できる試験であるということです。
受験生時代は、効率的な勉強法をずっと模索していましたが、模索している間に合格しました。あまり勉強法にはこだわらず、愚直にこつこつと時間をかけて勉強することが王道であると思います。
勉強時間について
約4,000時間の勉強が必要と言われていますが、私は約8,400時間ほど勉強しました。論文試験は1年に一回しかないので、落ちればもう1年間勉強することになるので勉強時間はその分多くなるというわけです。
今思えば、もっと効率的に1年早く合格できたのでは?と思ってしまいますが、勝てば官軍、合格できれば結果オーライですね。
科目別勉強方法
以下、別記事に科目毎の私の勉強法を記載しています。
経営学(選択科目)
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