【経営学】勉強法

公認会計士試験

短答試験が12月と5月の年2回実施される前提で、選択科目で経営学を選んだ方向けに記載しました。

選択科目は、経営学、経済学、民法、統計学の4つの中から1科目を選択して受験します。ちなみに短答試験の受験申込時点で、論文の選択科目を決めておく必要があるので留意して下さい。

経営学は論文試験のみ出題されるので、12月短答後~3月間末までに計算部分をある程度計算が解けるように、少なくとも計算問題で解き方が浮かぶレベルにしておく必要があると思っています。理論部分は、文字数は最小限で問題ないので、覚えているかどうかだけです。

計算部分

まず、計算部分を先に勉強しましょう。時間価値の計算など、簿記と関連する部分もあるので、その論点についてはなじみがあると思いますが、なぜそういう計算方法なのかがよくわからない論点もありますが、とりあえず計算方法は覚えてしまいましょう。

覚える箇所は少ないはずです。

また、ある程度計算問題を解いていくと、自然と計算方法を覚えられると思います。

基礎答練の出題範囲がわかっている場合は、満点取れるように予習してください。実際に答練を受けて間違えた問題を復習する。というサイクルを答練ごとに実施するだけで最低限の学習はできますし、予備校のスケジュールに対応できます。

正直、経営学よりも租税法の計算を先に固めるべきだと思っていたので、相対的に経営学に勉強時間を割くことが難しいと思います。予備校のスケジュールを目安にして、最低限学習スケジュールが遅延しないようにするという対応でも十分だと思っています。

理論部分

理論部分は、覚える量は他の科目と比較して少ないと思うので、答練前、公開模試前、本試験前に出題論点を詰め込んでいけば、最低限合格レベルには達すると思います。

ひたすらテキストを読み込む、大原の場合はポケットコンパスと細切れ時間で目を通して理解&暗記してください。

複数科目を同時に勉強する必要がある公認会計士試験で、それぞれの科目にどれだけ学習時間を確保できるかによって、経営学にどれだけ時間を注げるかが決まります。ほかの科目の仕上がり具合との兼ね合いで経営学を勉強してください。

私の場合は、会計学(午後:財務諸表論)や、租税法、監査論に時間をかけていたので、上記のような答練の予習復習くらいしか勉強時間を確保できなかったです。これでも本試験で偏差値52以上は取れたので、最低限これだけやれば大丈夫だと思います。

その他(選択科目の選び方)

選択科目は、経営学、経済学、民法、統計学の4つです。

これまでの人生である程度学んだことのある科目であれば、その科目を選択すればよいと思います。また、学んだことがないが学んでみたい科目を選ぶのもありだと思います。

上記に当てはまらない場合は、経営学を選択するのが無難です。理由は、必要学習時間もそれほど多くなく、受験者数が多いので本試験で偏差値の変動リスクが少ないからです。

選択科目をどれにするか時間をかけて考えるより、早く選択科目を決めて、少しでも学習時間を増やせるようにしてください。

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