会計系資格について考えてみた(税理士、公認会計士、USCPA)

会計

以前、同じテーマで記事を書いていますが、前回書いていなかった内容について書いてみました。ちなみに以前の記事はこちら↓

税理士

税理士の仕事

私見も含まれますが、税理士は税務を中心に経営指導を行うことが主業務だと思います。税金と言っても、法人税、消費税、相続税、住民税、事業税、、、等々多くの税制度があり、非常に複雑なので専門的知識が求められる業務です。知っていれば節税できるようなことも多いので、社会的ニーズも高いと思います。

税理士になるには

税理士になるには、①税理士試験に合格する、②公認会計士になる、③司法試験に合格する、④税務署で所定の年数(23年?)以上勤務する、と複数のルートがあります。

あまり知られていないかもしれませんが、税理士になるルートで一番割合が高いのは①税理士試験に合格することではなく、④税務署で一定年数以上勤務した方が最も多いです。なので税理士の平均年齢は高めです。若くして税理士として働く人が税理士試験を受験することになるという業界です。

税理士試験について

税理士試験の受験資格を得るには、日商簿記1級か全経簿記検定上級に合格しなければなりません。また、税理士試験の合格には、5科目(会計2科目、税法3科目)に合格する必要があります。

公認会計士試験との違い

試験科目には、公認会計士試験と被る部分も多いですが、税理士試験の方が選択科目として複数の税科目を選択できますし、公認会計士試験よりも税法科目の勉強が多いです。

また、会計士試験との最大の違いは、税理士試験は科目合格制であり、科目ごとに受験し合格すれば基本的にずっとその科目の合格者となります。複数年かけて1科目ずつ合格していけば、5科目合格するまでに何年かかろうと問題ありません。社会人でも受験をされる方がおられるのもこの制度による部分があると思いますが、科目ごとに求められる知識量が多く、公認会計士の租税法の内容よりも難易度は高いです。会計士試験は複数科目を同時に勉強し、一定以上の知識が求められますが、税理士試験は複数科目を同時に勉強する必要はありませんが1科目を深度深く理解することが求められるという違いがあります。税理士試験5科目合格するには、最短でも4年以上かかる方が多いのでないでしょうか。

公認会計士

公認会計士の業務

公認会計士の業務は、監査が独占業務ですが、その他には税務業務や、コンサルティング等です。

公認会計士試験について

公認会計士試験は、短答式試験(一次試験:マークシート方式)と論文式試験(二次試験:記述方式)の両方に合格する必要があり、短答式試験は合格後2年間は短答式試験を免除になります(短答式試験合格年度+その後2回(計3回)の論文式試験が受験可能。それでも論文式試験に不合格の場合は再度短答式試験から受験する必要があります)。

税理士試験との違い

会計士になるには、公認会計士試験に合格する以外にありません。また、受験するための条件(大学卒、簿記の合格等)はありません。ただし、公認会計士としての登録は20歳以上でなければなりません(試験の受験は10代でも可能です)。

USCPA

USCPAの業務

アメリカの会計士資格なので、日本の公認会計士と業務は基本的に同じですが、監査に関してはアメリカに上場している企業の監査を行うのがメインになるのではないかと思います。

試験制度について

受験州ごとに要件が異なりますが、学位要件(大学卒業)+単位要件(会計、ビジネス)があり、これを満たさないと受験資格が得られません。受験予備校で単位要件は満たすことが可能です。

USCPAも科目合格制度です。財務会計(FAR)、企業環境・経営概念(BEC)、諸法規(REG)、監査(AUD)の4科目を18か月以内に合格すればUSCPAの登録が可能です。18か月で科目合格が失効してしまうので、ある程度の期間は試験に集中が必要です。

東京と大阪の受験会場に行く必要がありますが、試験自体がパソコンで受験できることが特徴で、日本の会計士試験と違って世界中で受験できる要因になっていると思います。

試験自体の難易度は税理士や公認会計士より落ちるといわれています(日商簿記1級程度)が、試験は全て英語なので、英語で理解・暗記が必要になります。

終わりに

以上、比較的難易度の高い会計系資格をまとめてみました。あまり細かいことは書いてませんが、参考になれば幸いです。

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